PROJECT STORY
店頭タブレット端末開発チーム
INTRODUCTION
プロジェクト概要
当行では、お客さまの利便性向上と営業店の生産性向上を目的としたDX施策として、
次世代型店頭タブレット「AGENT」*を2022年より導入・開発しています。
※AGENT：口座開設や届出事項変更などの手続きを通帳レス・印鑑レスで行うことができるタブレット
お客さまの待ち時間短縮に大きく貢献している「AGENT」ですが、その開発・改修・保守は行内のIT統括部が担っています。
アプリ開発を内製化することによって、スピーディーな改修対応やコストカットが実現しました。
PROJECT MEMBER
プロジェクトメンバー
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IT統括部デジタル基盤開発グループ中村 優花
2016年新卒採用で入行。店舗タブレットアプリ（AGENT）の開発・改修・保守や、営業店経験者としてIT統括部のチームメンバーに銀行業務の知識共有等も行う。
趣味は、旅行、映画、家でゆっくり過ごすこと。
プログラミング未経験でアプリ開発にキャリアチェンジ
私はもともと営業店で5年ほど窓口係や融資係を担当していたのですが、行内の「キャリアチャレンジ制度」を活用して、プログラミング未経験でIT統括部へ異動してきました。当時、私は自分の成長に行き詰まりを感じ今後のキャリアに悩んでいました。そんなとき、IT統括部からアプリ開発人材の募集が出され、未経験でも研修を受けられるとのことだったので「挑戦できるんだったら」と、思い切ってキャリアチャレンジ制度にエントリーしました。
配属先のIT統括部デジタル基盤開発グループでは、店舗タブレットアプリ「AGENT」の改修・保守に取り組んでいます。具体的な作業として、プログラム開発やUI設計のほかに、営業店での勤務経験を活かして他部署からのシステム改修要望をチームメンバーに解説するといった役割も担っています。
IT用語ばかりで何を話しているかわからない！
意気込んで異動したものの、IT統括部では聞いたこともない横文字が飛び交っていて、最初は何を話しているかすらわかりませんでした。まずはIT用語に慣れるところから始めなければならず、本当に大変でした。
プログラミングも趣味の範疇でHTMLまでは理解していたので「なんとかなるかな」と思っていたのですが、想像以上に難しく最初はついていけませんでした……。約4ヶ月みっちりと研修を受けて、チームリーダーや周りのメンバーに丁寧にサポートしてもらい、一人前の開発者に育ててもらいました。メンバーや環境に恵まれたおかげで乗り越えることができたと感じています。
実際に自分が開発した機能やUIを誉められたときの嬉しさは「ものづくり」ならではで、営業店にいた頃とはまた別の達成感があります。利用者から「使いやすくなった」と喜んでもらえたときは、心から挑戦してよかったと実感しました。
銀行内部での開発者育成とお客さま待ち時間の削減に寄与
アプリやシステムに対する改修の要望は、各部署から日々寄せられます。それらを外注して開発すると時間がかかるため、「AGENT」プロジェクトは内製化に踏み切りました。
ただ、システム開発などの知識があっても、銀行業務を理解していないと改修には対応できないので、私が営業店経験者として他部署からの要望をチームメンバーに解説する役割を担っています。一番早いときには、要望が寄せられた次の日にリリースしたこともあるんですよ。
「AGENT」の導入以降は、現場からも「事務処理の時間が短くなった」という声がたくさん挙がっています。まだ道半ばではありますが、これからもAGENTシステムの開発を進め、対応できていない業務の実装やご高齢のお客様に難しく感じられる部分の改修にもどんどん取り組んでいきたいと思っています。
「私でなければできない役割」を見つけていきたい
現在の業務はすでに完成したアプリの改修が主な業務となっていますが、いずれは1からアプリを設計・開発することが目標です。そのためには開発技術を上げていく必要がありますので、インフラ面の知識向上、プログラム言語やフレームワークの理解を当面の目標としています。
IT統括部に異動してきて2年経ちますが、IT部門の仕事についてはまだまだ知識不足だと感じています。今後も勉強を続けていき、そのなかで自分の強みを見出して「私でなければできない役割」を見つけていきたいです。
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